
動名詞
§動名詞の用法
◇動名詞は、形は現在分詞と同じ<動詞の原形+〜ing>であるが、現在分詞が動詞と形容詞の働きを兼ねるのに対して、
動名詞は動詞と名詞の働きを兼ねるもので、日本語の「〜する[である]こと」に相当する。
動名詞の動詞的性質
T.目的語や補語をとり、副詞語句によって修飾される。 U.意味上の主語を持つ。 V.完了形、受動態がある。
動名詞の名詞的用法
T.主語として
U.補語として
V.動詞の目的語として
W.前置詞の目的語として:動名詞は前置詞と結びついて形容詞語句や副詞語句を作る。(不定詞は前置詞の目的語になれない。)
<be + 形容詞 + 前置詞 + 〜ing>
She is interested in riding.(乗馬に興味を持っている)
I am fond of taking pictures.(写真を撮るのが好きだ)
Don't be afraid of making mistake.(間違えるのを恐れるな)
I'm tired of hearing her long talks.(彼女の長話にうんざりしている)
※否定の動名詞:not[never]は動名詞の直前に置く。
Excuse me for not coming on time.(時間通り来なくてごめんなさい)
動名詞を修飾する動名詞
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現在分詞+名詞
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名詞の動作・状態を表す
「〜している…」 | a sleepimg baby
= a baby who is sleeping | 名詞にアクセント
| 動名詞+分詞
| 名詞の用途・目的を表す
「〜するための…」 | a sleeping bag
= a bag for sleeping in | 動名詞にアクセント
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§動名詞の意味上の主語
T.意味上の主語が明示されない場合
@文の主語と一致する場合
A述語動詞の目的語と一致する場合
B意味上の主語が「一般の人々」の場合、及び自明の場合
U.表現する必要がある場合
意味上の主語となる(代)名詞を動名詞の直前に置く
@He insists on attending the meeting himself.
(彼はその会に出席すると言ってきかない)
AHe insists on my[me] attending the meeting in his place.
(彼は、彼の代わりに私がその会に出席するようにと言ってきかない)
[=He insists that @he will / AI (should) attend the meeting….]
※意味上の主語を表す(代)名詞はしょゆうかくをもちいるが、《口語》では目的格が好まれる。
特に名詞の場合は、通例目的格('sのつかない形)を用いる。ただし、意味上の主語が文頭のときは所有格を用いる。
意味上の主語が無生物・抽象名詞やall,some,thisなど、所有の<'s>をとらない語句のときは、目的格を使う。
I like his[him]/Ken[Ken's] wearing his school uniform.
(私は彼[健]が学校の制服を着ているのが好きです)
I hate anyone listening when I'm telephoning.
(私は電話をかけているとき、他の人に聞かれるのが嫌いだ)
I remember you and your sister coming to see me.
(あなたとお姉さんが遊びに来られたときのことを覚えていますか)
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@Would[Do] you mind opening the window? 「恐れ入りますが窓を開けてくださいませんか」
-No,not at all. / Certainly not. 「ええ、いいですとも(開けてあげましょう)」
AWould[Do] you mind my[me] opening the window? 「窓を開けてもかまいませんか」
-No,not at all. / Certainly not. 「ええ、どうぞどうぞ(開けてもかまいません)」
※このmindは「〜をいやがる」の意味だから@は「あなたは、(あなたが)窓をあけるのはいやです」
Aは「あなたは、私が窓を開けるのはいやですか」となり上の日本語のようになる。
答えの"No"は I don't mind. (いやではない)→「はい、いいですよ」
なお、「いいえ、だめです」なら Yes,I do mind. などという |
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§動名詞の表す時;態
T.動名詞の表す時
@動名詞にも単純形<…ing>と完了形<having + 過去分詞>がある
a単純動名詞は通常動名詞と「同じ時」(または以後→A)を表す
He is[was] proud of being good at golf.[=He is[was] proud that he is[was] good at golf.]
(彼はゴルフが上手であることを誇らしく思っている[思っていた])
b完了動名詞は述語動詞より「以前」を表す
He was ashamed of having asked such asilly question.[=He wa ashamed that he had asked such a silly question.]
(彼はそんなばかげた質問をしたことが恥ずかしかった)
A単純動名詞が、未来の意味をもつ語句と共に用いられて、述語動詞より「以後(未来)」を表すことがある
There is little possibility[hope] of his passing the exam.
[=There is little possibility[hope] that he will pass the exam.]
(彼が試験に合格する見込みはほとんどない)
He is sure of passing the exam.[=He is sure that he will pass the exam.]
(彼には試験に合格する自信がある)
U.動名詞の受動態
@受け身の意味の動名詞「〜される[〜されたこと]」は受動態<being + 過去分詞>,<having been + 過去分詞>で表される
I hate being trated like a child.(私は子供扱いされるのが大嫌いだ)
He comolained of having been underpaid.(彼は賃金が少なかったことに不平を言った)
A<need(本動詞),require,want(=need) + 動名詞>:
必要の意味の動詞に続く動名詞は、能動態で受け身の意味になる。この場合原則として文の主語には物がくる
※My shoes need mending = My shoes need to be mended
(私の靴は修繕する[←される]必要がある)
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| need(s)
物 + want(s) mending = need(s) to be mended
require(s) |
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§動名詞・不定詞を目的語にとる動詞
T.動名詞だけを目的語にとる
admit(認める),avoid(避ける),consider(よく考える),deny(否定する),enjoy(楽しむ),escape(逃れる)
excuse(許す),finish(終える),mind(いやがる),miss(〜しそこなう),practice(練習する),repent(後悔する)
stop(やめる),suggest(提案する),give up(やめる),put off[postpone](延期する)
U.不定詞だけを目的語にとる
care(〜したいと思う[主に否定・疑問文]),decide(〜しようと決心する),expect(〜することを期待する)
hope(〜することを望む),mean(〜するつもりである),offer(〜しようと申し出る),plan(〜する計画である)
pretend(〜するふりをする),promise(〜する約束をする),refuse(〜することを拒絶する),wish(〜したいと思う)
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動詞 +不定詞:未来に向けての積極的意図・願望の動詞が多い
+動名詞:過去とつながるか、消極的態度の動詞が多い |
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V.動名詞と不定詞の両方を目的語としてとる
@ほとんど意味が変わらない動詞
attmpt(試みる),begin[start](始める),continue(続ける),intend(〜するつもりである),neglect(怠って〜しない)
prpose(提案する),(cannot) stand[bear](我慢する),like(好む、〜したい),love(大好きだ、おおいに〜したい)
hate(ひどく嫌う)
A大きく意味が変わる動詞
a<remember 〜ing>:「(過去に)〜したことを覚えている」
I remeber seeing her somewhere before.[=I remember that I sae somewhere before.]
(彼女には以前どこかであったことがある)
<remember to 〜>:「忘れずに〜する」
Remember to mail this letter.[=Don't forget to 〜.]
(この手紙を忘れずに投函してください)
b<forget + 〜ing>:「〜したことを忘れる」(否定・疑問文)
I'll never forget having a nice trip with you.[=I'll never forget that I had a nice trip with you.]
(あなたと楽しい旅をしたことを私は決してわすれません)
<forget + to 〜>:「〜するのを忘れる」
Don't forget to water the flowers.[=Remember to 〜.]
(花に水をやるのを忘れないでね」
c<try 〜ing>:「試しに〜してみる」
I tried writing with my left hand.(私は試しに左手で書いてみた)
<try to 〜>:「〜しようと努める」
I tried to smile,but I could't.(私は笑おうとしたが、笑えなかった)
d<regrat>1:I regrat having said such athing.(私はそんなことを言ったことを後悔しています)
2:I regrat to say I can't attend the meeting.(残念ながらその会に出席できません)
※<regrat to say[tell you] (that)…>(=be sorry to say[tell you] (that)…《口語》)「残念ながら」
e<S + be sure of + 〜ing>:「(Sは)〜すると確信している」
He is sure of winning first prize.[=He is sure that he will win first prize.]
(彼は(自分が)1等賞をとると確信している)
<S + be sure + to 〜>:「(Sは)〜するのは確実だ」
He is sure to win first prize.[=He is sure(×He is sure) that he will win first prize.]
[=It is certain that he will win first prize.]
(彼はきっと1等賞をとるだろう)
f<be afraid of + 〜ing>:「〜するのではないかと心配して[恐れて]いる」
He is afraid of failing ill.[=He is afraid that he may fail ill.]
(彼は病気になりはしないかと心配している)
<be afraid + to 〜>:「怖くて〜できない、〜する勇気がない」
She is afraid to tell[of telling] the truth.
(彼女は怖くて本当のことがいえない)
| <+to不定詞>は「(これから)すべきこと」
remember to 〜 =「忘れずに〜する」
forget + to 〜 =「〜するのを忘れる」 ※remember to 〜. ⇔ Don't forget to 〜.
<+動名詞>は「過去の事実」
remember 〜ing =「(過去に)〜したことを覚えている」
forget + 〜ing =「〜したことを忘れる」(否定・疑問文) ※I'll never forget 〜ing.
try + 〜ing の時「ためす」(実際にやる)
+ to 〜 の時「しようと努める」
stop + 〜ing =「〜するのをやめる」←他動詞のstop
+ to 〜 ←自動詞のstop、to 〜 は目的[結果] |
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§慣用表現
1.<cannot help 〜ing(=cannot but + 原形)> 「〜せざるをえない」
We cannot help admiring[cannot but admire] his talent.
(我々は彼の才能に感嘆せずにはおれない)
I cannot help looking away from the scene.
(私はその光景から顔を背けずにはいられなかった)
2.<worth 〜ing> 「〜する価値がある」
This book is worth reading twice. = It is worth (while) reading this book twice.
(この本は2度読む価値がある)
3.<fell like 〜ing> 「〜したい気がする」
I don't feel studying tonight.
(今夜は勉強する気になれない)
4.<come near (to) 〜ing> 「もう少しで(危うく)〜しそうになる」
She came[went] near (to) being drowned.
(危うく溺れるところだった)
5.<There is no 〜ing> 「〜することはできない」
There is no knowing what may happen.
(どんなことが起こるかわからない)
6.<on 〜ing> 「〜するやいなや;〜したときに」
On seeing(=As soon as she saw) the picture,she burst out laughing.
(その絵を見たとたん彼女はぷっと吹きだした)
On returning(=When I returned) home ,I found the door open.
(家に帰ってみると、ドアが開いていた)
7.<in 〜ing> 「〜する際に」
We must be careful in buying antiques(=When we buy …).
(骨董品を買う場合にはよく気をつけなければならない)
8.<be used [accustomed] to 〜ing> 「〜することに慣れている」
cf.<get used [accustomed] to 〜ing> 「〜することに慣れる」
Robert isn't used[accustomed] to sitting (in the) Japanese style.
ロバートは日本風に座ることに慣れていない)
9.<look forward to 〜ing> 「〜するのを楽しみにしている」
We are all looking forward to seeing(×to see) you again.
(私たちは皆あなたにまたお目にかかれるのを楽しみにしています)
cf.look forward to + 名詞 「〜するのを楽しみにして待つ」
The children are looking forward to the summer vacation.
(子供たちは夏休みを楽しみにして待ってます)
10.<with a view to [with the view of]
〜ing = for the purpose of 〜ing> 「〜する目的で、〜するつもりで」
Mr.Smith came to Japan with a view to studying Kabuki.
(スミス氏は歌舞伎を研究するために来日した)
11.<be on the point of 〜ing>=(be about to 〜) 「今にも〜しようとしている」
The little girl was on the point of drowning.
(その少女は今にも溺れるところだった)
12.<prevent A from 〜ing> 「Aが〜しないようにする;Aに〜させない〔←Aが〜することを妨げる〕 無生物主語が多い。
The bad weather prevented us from going out.[=We couldn't go out because of the bad weather.]
(悪天候のため私たちは外出することができなかった)
※preventの他に、keep,stop,prohibit(禁止する),discourage(思いとどまらせる)なども用いられる
The fence kept children from grtting near the pond.
(その柵で子供たちは池に近づけないようになっていた)
His parents tried to discourage him from going into the army.
(両親は彼が軍人になるのを思いとどまらせようとした)
We were prohibited from walking barefoot.
(私たちは裸足で歩くことは禁じられていた)
13.<of one's own 〜ing> 「自分で〜した」
Dore was wearing a sweater of her own knitting.
(ドーラは自分で編んだセーターを着ていた)
14.<It is no use [good] 〜ing> 「〜しても無駄である」
It is no use[good] discussing this problem any longer.
(これ以上この問題を討論しても無駄だ)
15.<It goes without saying that …> 「〜は言うまでもない」 cf.Needles to say 〜
It goes without saying that diligence is the key to success.
(勤勉は成功の鍵であることは言うまでもない)
16.<What do you say to 〜ing? = What [how] about 〜ing?> 「〜してはどうですか」
What do you say to taking a rest?
(一休みしませんか)